名言というのは、何かを極めた人、成し遂げた人の人生訓である。

聞いた人が感銘を受け、成功へのヒントを探す。
そして、やる気をもらう。

しかし、この名言は違った。

確かにスゴいけど、真似はできない。
それがカリスという男の名言だ。

「“手間を惜しむための手間”を惜しまない」

これは林修の初耳学という番組のインタビューで答えたものだ。

聞いた瞬間、えっ、どういうこと?と思う人がほとんどだろう。

だが、その意味を考えたくなる。
そんな魅力を持った言葉である。

しかも、言った人物が16歳で東大に合格した男だと言われると、よけい考えたくなる。

ここで簡単にカリスという男の経歴を振り返っておく。

「僕は一切ノートをとらないんです」

生まれは1993年1月の28歳。
韓国釜山の出身である。

カリスは家庭環境が複雑で、子供の頃イジメに遭ったという。
中学卒業後は学校に行かず、一人暮らしをしながら独学で勉強。

16歳の時に大検を受け、本来は高校3年生が受ける「日韓共同理工系学部留学生事業」の試験でトップ3の成績を納め、東大に合格した。

ちなみに、東大は飛び級が認められていないため、入学したのは18歳だった。

カリスはその後、ケンブリッジ大学などヨーロッパの大学に留学。
現在は、東大卒のエリートが立ち上げた医療AI企業のCEO補佐を務めている。

林のインタビューであるから聞くのは当然その勉強法である。
カリスはこう言う。

「僕は一切ノートをとらないんです。
参考書に全部書いてあるから、書くこと自体が時間の無駄なんです」

さらに、英単語を書いて覚えるのも一緒だという。

「その時間で5回は音読できちゃいますからね。5倍コスパの悪いことをやっているだけ」

カリスは参考書についても一家言持つ。

「分厚い参考書を選ぶ必要もない。
薄いものを10回も20回も繰り返して読めばそこに受験に必要な情報が入っているので、その方が点数が取れる」

自分の時間を無駄にしたくないので、必要なことだけ考えてやっているというカリス。

そんな彼の勉強のモットーが・・・

「“手間を惜しむための手間”を惜しまない」

これは一言で言えば、「すべては効率よく勉強する」ため。

効率の悪い勉強は無駄。できるだけ無駄な手間を惜しむ必要がある。
そのために、どうすればいいかを徹底的に考える。

そのための手間は惜しまないというわけである。

「バカとブスこそ東大に行け!」

カリスが東大を目指したのは、ドラマ「ドラゴン桜」(2005年、TBS系)に影響されたからだという。

「バカとブスこそ東大に行け!って(セリフが)あるじゃないですか」
「“東大”というプラチナチケットを手に入れれば自分の人生も変わるんじゃないかって思った」

彼は完全独学で日本語を習得したという。

「漫画を読んだり…日本語で書かれた本を3、4000冊ほど読みました」

「人生を生き抜く上でハッタリが一番大事」

勉強の徹底した効率化によって16歳で東大に合格できたというカリス。
しかし、それだけではない。

彼には強烈な自負心があった。

彼は東大を受験したときはこう思っていたという。
「東大なんか落ちるわけがない!」

「自分が特別、と思っていないやつは本当の特別にはなれないので。
だから、自分でできると思い込んでどんどん行動していけばいいんじゃないかな」

そして、最も大事だというのが「ハッタリ」だという。

「僕は、人生を生き抜く上でハッタリが一番大事だと思っていますね。
ハッタリをかまし続けると実績も後からついてくるので、それが一番いいんじゃないかな」

まとめ

「“手間を惜しむための手間”を惜しまない」というカリス。

対談の後半で、林に「勝負師ですね!」と言われ、こう答えている。
「僕自身、自分はギャンブラーだと思っています」

ギャンブラー!?

カリスはどこまでも意味深な男である。

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